かんぽで話題の「乗換契約」のルール
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最終更新日:2021/04/13
日本の保険営業, 日本の保険商品, 日本の金融(保険)業界
こんにちはK2 Assurance 保険アドバイザーの松本です。
今回は「乗換契約」について。
最近は、かんぽ生命のおかげて「乗換契約」という言葉をよく目にするようになりましたね。
乗換契約とは、既契約を内容変更して、新契約の手続きをすること。
内容変更とは、「解約」「払済」「減額」「延長」などをすること。
契約者からすると、保険料と保障内容の良い商品になるべく加入しておきたいですよね。例えば、「現在の契約内容」と「新規で契約した場合の契約内容」を比べて、新規の方が良ければ乗換契約をすると思います。そして、新規の契約が成立してから、既契約の保険種類や状況に応じて、最善の内容変更(解約、払済、減額、延長)をする。
※この新規の契約をしてから、既契約の内容変更をするという順番を間違えないように気をつけてください。最悪の場合、無保険になってしまいます。
というのが一連の流れです。なので契約者のフォローという意味では、悪いことではありません。
ただ、各会社によって「乗換ルール」は違いますが、悪影響を招く場合もあります。
乗換ルールは、特に報酬に影響してきます。
例)外資系の場合は月々5,000円の保険料を払っている契約者に、新たに月々5,000円の契約をお預かりして、既契約を解約したとしても、募集人の報酬にはなりません。
なぜなら保険会社に入ってくる保険料は変わらないからです。
なので募集人は常に新規の契約、追加の契約をどんどん提案するのが一般的です、、、
がっ!?
乗換ルールのなかに、
”内容変更をして半年を経過すれば、同じ契約者でも新規の契約になる”
”新規の契約から1年以内に内容変更があった場合には、戻入が発生する”
というルールがあります。各社期間に違いはありますが、この抜け穴を探すと、、、
パターン①
”既契約を先に内容変更(払済、解約、減額、延長)をして、半年以降に新規の契約をお預かりする”
という方法にすると、契約者が払う保険料は5,000円から変わっていませんが、募集人には新規契約として報酬が入ってきます。
パターン②
”先に新規の契約をして1年間は二重払で、1年経ってから既契約を内容変更する”
という方法にすると、契約者は1年間は二重払なので保険料が1万円ですが、1年後には元の5,000円に戻ります。
上記2つの方法ですと、どちらも募集人には報酬が入ってきて、戻入も発生しません。
ただし契約者にはデメリットがあります。
1つ目のパターンは、無保険期間が半年間発生する。
2つ目のパターンは、1年間は二重払です。
あとは契約者に
”どう説明するか”
です!
あたかも契約者の為を思っての言い回しに聞こえる文章を考えれば良いだけです。ココでは敢えて例文は記載しません。(悪用されては困りますからw)
でも2つ目の言い回しは難しいですよね。それでも”1年後にしか内容変更できないんです”という新たなルールを勝手に作ってしまえば、募集人を信用している契約者は、従う人もいるでしょう。
また国内系保険会社では「転換」という方法をよく提案してきます。
こちらは既契約の終身保険などの貯蓄部分に貯まっている解約返戻金を新契約の保険料に充てることです。そうすることで、更新や新契約で保障を増やしても保険料の負担があまり変わらない状態になります。
でも実際は自分で貯めてきたお金で追加の保険料を払っているので、支払いが増えたことには変わりありません。ただ多くの場合は契約者にとって不利になるケースが多いです。転換をして以前の契約より良い内容になっている契約を、私は見たことがありません。
話題の【かんぽ生命】は分かりやすくて良い例ですね。(本質は悪い例w)
かんぽ生命には転換のシステムはありませんが、乗換契約で契約者が明らかに不利になる契約をして、大問題になっています。
もちろん、悪質な勧誘をする募集人や管理できていない会社が悪いのですが、迂闊に何でも鵜呑みにする契約者も良くないと思います。
・郵便局だから、、、
・親切な人だから、、、
それに従って不利益を被るのは、ご自身やご家族です。身を守る為にも”自分で情報を取り学ぶ”ということを、少しづつでも始めていきましょう。
そして、
どの様な生命保険が良いのか?
どの様な資産運用が合っているのか?
わからない方は、私達アドバイザーにご相談ください。
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- まとまった教育資金が必要な時まで時間があるなら増やしておく
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を準備することができます。
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