こくみん共済coopの「総合保障タイプ」すぐに見直しましょう。
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最終更新日:2020/08/03
日本の保険商品, 定期保険 収入保障保険, 保険商品解説
こんにちは、K2 Assurance 保険アドバイザーの松本です。
今回は、こくみん共済coopの「総合保障タイプ」について解説したいと思います。
目次
1.こくみん共済coopとは?
まず正式名称は、「全国労働者共済生活協同組合連合会」で、略称が「全労済」です。そして愛称が「こくみん共済 coop」といい、消費生活協同組合法(生協法)にもとづき、厚生労働省の認可を受けて設立された、共済事業を行う協同組合です。
こくみん共済 coop(全労済)とは?
2.商品概要
契約概要
加入年齢:満18歳~満64歳 ※1
保障期間:満85歳
払込頻度:月払(前納可能)
加入口数:1口~6口(年齢制限あり)
保険料:900円/口
※1 満60歳〜満64歳は「60歳タイプ」のみ
保障内容
満65歳までの保障
満65歳以降の保障
月の掛金が1口あたり900円で、年齢により1口~6口で設計が出来ます。
口数(掛金)が倍になると、保障もほぼ倍、といった内容です。
掛金は変わりませんが、年齢帯によって保障額が小さくなります。
3.比較
都道府県民共済「総合保障2型」との比較
都道府県民共済の「総合保障2型」は毎月の掛金は2,000円で、「こくみん共済coop(総合保障タイプ2口)」は1,800円。
死亡や後遺症に関しての保障内容はほぼ同じですが、大きく違うのが「病気入院日額」
「都道府県民共済」では18~60歳までの病気入院日額「4,500円(1日~124日)」に対し、「こくみん共済coop」では「2,000円(1日~180日)」となっています。
60~65歳に関しては「都道府県民共済」では「4,500円(1日~124日)」と変わらないのに対し、「こくみん共済coop」では「1,500円(1日~180日)」とさらに差が開きます。
また2018年度の「割り戻し率」は
都道府県共済(東京都) 36.64%
こくみん共済coop 16.60%
とこちらも大きな差があります。
もしこの2つのプランを比較するなら、都道府県民共済「総合保障2型」の方が良いと私なら判断します。
都道府県民共済の共済(保険)商品の解説!
4.まとめ
こくみん共済coopの「総合保障タイプ」について解説しました。
似たような保障内容であれば、都道府県民共済の「総合保障型」の方がいいですね。
ただし、保険本来の加入の仕方としては、必要とする保険に「必要な期間」「必要な保障額」で加入するべきなものなので、今回のこくみん共済coop「総合保障タイプ」や、都道府県民共済「総合保障型」同様に、
『年齢帯が上がると保障額が小さくなってしまうこと』
『一生涯の保障は得られないこと』
『保障額はそれほど大きく取れないこと』
などの理由から、本来の保障を補填する程度に考えておくべき商品です。
そしてもし加入しているなら、都道府県民共済の「総合保障2型」に乗換えた方が良いですね。
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