メットライフ生命の終身保険「つづけトク終身」契約してるなら直ぐに見直しましょう!
こんにちは、K2 Assurance 保険アドバイザーの松本です。
今回は、メットライフ生命の積立利率変動型終身保険(低解約返戻金型)「つづけトク終身」についてお伝えします。
目次
1.終身保険とは?
3つの基本型の中では一番安心感があり、人気の保険です。
終身保険の活用法については下記のブログを参考にしてください。
終身保険の活用法
2.商品概要
契約概要
商品名:つづけトク終身(低解約返戻金型)
死亡保障額:200、300、500、1,000万円
積立利率:0.6%(最低保証)※1
契約年齢:20歳~70歳 ※2
保障期間:終身
払込期間:60歳払済、70歳払済、90歳払済
払方:月払、半年払、年払
※1 10年ごとに更改されます。
※2 死亡保障額と払込期間で変わります。
特約
・3大疾病保険料払込免除特約
主契約の保険料払込期間中に以下のいずれかの事由に該当された場合、約款に定める内容に したがい、以後の保険料の払い込みは免除されます。
悪性新生物
この特約の責任開始時の属する日からその日を含めて91日目以後に、この 特約の責任開始時前後を通じて初めて悪性新生物に罹患したと医師によって 診断確定されたとき
※上皮内新生物は対象になりません。
※責任開始時の属する日からその日を含めて90日間の不てん補期間(保障されない期間)があります。
心疾患
この特約の責任開始時以後に発病した心疾患の治療を目的として、継続20日 以上入院されたとき
脳血管疾患
この特約の責任開始時以後に発病した脳血管疾患の治療を目的として、継続 20日以上入院されたとき
3.低解約返戻金型とは?
低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間の解約返戻金の額を通常の終身保険の70%しかありませんが、その代わりに保険料を割安にした保険です。保険料払込が終了すると、それ以降の解約返戻金は通常の終身保険と同じ数字に戻ります。
つまり「保険料払込期間中は解約返戻金が低い」という契約者にとってのデメリットを条件に、「保険料を割安にする」というメリットを与えているのです。
よって「払込終了後の解約返戻金は通常の終身保険と同じ」ですが、「合計保険料が安いので解約返戻率は高くなる」という事です。
詳しくは下記のブログも参考にしてください。
低解約返戻金型終身保険とは?
4.積立利率変動型終身保険とは?
積立利率変動型保険とは会社によって市場金利連動型とも呼ばれ、保険料の中から将来の保険金支払いに備える積立を行う「積立金」を、他の保険種類とは区分して運用・管理し、運用実績が予定利率を上回った場合には毎月、積立金に反映するタイプの保険のことです。 日本の積立利率変動型保険の運用のほとんどは国債によって運用されています。
変額保険とは異なり保険金額・解約返戻金の両方が最低保証されたうえで、運用実績に基づいて解約返戻金が増加し、一定水準を越えて増加した場合には死亡保険金額も増加します。もし運用実績が予定利率を下回った場合でも、一度積み立てられた積立金は、その後の運用実績にかかわらず減少することがありません。
今では多くの保険会社が扱うようになったこの積立利率変動型の保険は、1997年にアリコジャパンから初めて「積立利率変動型終身保険」として販売され、当時の最低保証された予定利率は3%でしたが、現在では販売停止となり、より予定利率の高い外貨建ての積立利率変動型保険があります。
また積立利率変動型以外にも様々なタイプの終身保険があるので、興味のある方は下記のブログを参考にしてください。
終身保険 ~様々なタイプ~
5.シミュレーション
契約例
男性 40歳
死亡保障額:1,000万円
払込期間:60歳
払方:月払
保険料:44,490円(払込免除特約なし)
合計保険料:10,677,600円
【解約返戻金と返戻率】※積立利率0.6%が継続した場合
10年後:3,015,000円(56.5%)
15年後:4,673,000円(58.3%)
20年後:9,140,000円(85.6%)
30年後:9,432,000円(88.3%)
40年後:9,676,000円(90.6%)
50年後:9,848,000円(92.2%)
この様になります。
現在の積立利率が継続した場合は、
死亡保障額より多くの保険料を払う
解約返戻金は合計保険料を超えない
ということです。
契約するメリットはほぼ無いので、検討されている方は他の商品を選択してください(勧める募集人もいないと思いますが、、、)。
これなら同じ仕組みでUSD建ての「ドルスマートS」の方が積立利率の最低保証が高くてオススメです。
最低保証が3%と国内でもトップクラスのUSドル建終身保険ドルスマートS(メットライフ生命)
6.比較
同じ死亡保障額を「インデックス型海外終身保険」で備えるとどう違うか確認してみます。
【インデックス型海外終身保険】
死亡保障額:USD100,000(約1,100万円)
払込期間:20年
払方:年払
保険料:USD1,370(初年度のみUSD1,495)
合計保険料:USD27,525
【解約返戻金と返戻率】※過去のリターンが継続した場合
10年後:USD12,203(88.3%)
15年後:USD31,388(151.8%)
20年後:USD53,391(194.0%)
30年後:USD126,725(460.4%)
40年後:USD301,438(1,095.1%)
50年後:USD687,364(2,497.2%)
※25年目からは死亡保障額も増加していきます。
年間保険料が約15万円なので、月々に換算すると、約12,500円/月です。
違いは、
保険料は3分の1以下
合計保険料の約4倍の死亡保障
解約返戻率が高い
ということです。
7.まとめ
メットライフ生命の「つづけトク終身」について解説しました。
現在の低金利時代に円建の保険商品を契約するのはやめましょう。少なくとも外貨建で積立利率の高いものが選択肢です。
ただし同じ外貨建の終身保険であれば、海外の方が「利率が高く」「死亡保障コストが安い」ので、ご自身の保険と比較してみることをオススメします。
また終身保険の利用目的としては「相続対策」が一番なので、「貯蓄や死亡保障(遺族の生活費)」を目的で契約するのはオススメしません。
ですが海外終身保険の場合は、安い保険料で「大きな死亡保障と貯蓄」を両立できるので富裕層以外の方にも契約するメリットは大いにあります。
もちろん、相続対策にも活用できるので、大きな死亡保障を必要とする方には、ご自身のご契約内容と比較検討してみましょう。
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