養老保険の活用法
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最終更新日:2019/12/12
生命保険の基礎知識, 生命保険の賢い使い方, 養老保険
こんにちは、K2 Assurance 保険アドバイザーの松本です。
今回は生命保険の3つの基本型の1つである「養老保険」をどのように活用するのが、良いかお伝えしたいと思います。
まず養老保険のメリットは
”貯蓄をメインに考えた商品”
”保障と貯蓄の両方に備えることが出来る”
ということなので、ほとんどの方は貯蓄目的で加入されます。
しかし、現在は円国債の低金利の影響で、積立利率が低いので満期金は元本割れをしてしまいます。個人で円建ての養老保険に入るメリットはないでしょう。そもそも現在は多くの会社が販売停止状態にしているので、各社積立利率の高いドル建ての養老保険を提案していると思います。確かに、銀行の金利や円建ての養老保険に比べると積立利率は高いです。
ただ皆さん思い出して欲しいのですが、加入目的は貯蓄ですよね?
生命保険には万が一の時に死亡保険金を払う機能が付いているので、そのコストがかかります。
なので養老保険で貯蓄をするのではなく、貯蓄は貯蓄、保障は保障と分けた方がコストパフォーマンスは良くなります。
例を上げて確認してみましょう。
かんぽ生命の【養老保険 新フリープラン】です。
30歳 男性 払込期間15年 満期金400万円 保険料:24,160円/月
保険料総額:4,348,800円
満期金:400万円
返戻率:92%
になります。この時点で元本割れしているのは明らかなので、貯蓄目的に入る方はいないと思います。
では貯蓄と保障を分けて加入した場合を見ていきましょう。
<貯蓄>海外積立(元本確保型プラン)
積立期間15年 積立額200USD(約22,000円)/月 (1USD=110円換算)
積立総額:3,960,000円
満期金:5,544,000円(満期時最低確保)
返戻率:140%
<保障>ライフネット生命 定期保険
保障期間20年 保障額500万円 保険料:834円/月
15年間の保険料総額:150,120円
となり、トータルの支払額は少ないのに、満期金、保障額ともに大きく準備することが出来ます。
保障が必要ない方であれば、定期保険に加入する必要もないので、さらに効率よく貯蓄することが可能です。
30年ほど前の郵便局なら今では信じられないほどの金利を付けてくれたので、とりあえず預けとけば良かったのですが、もう時代は変わりました。
それぞれの時代の変化に合わせ、大事な資産を守っていく為にも、定期的な見直しと発想の転換が必要になっていきます。
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