【相談事例】日本生命の個人年金に入っています。インフレに対応できないので、見直しを考えています。<30代 女性>
公開日:
:
最終更新日:2020/08/13
相談事例
こんにちは、K2 Assurance 保険アドバイザーの松本です。
今回は相談事例についてご紹介したいと思います。
1.相談者と相談内容
<相談者>
30代 女性
<相談内容>
個人年金についての相談です。
日本生命の個人年金に入って8年目です。内容は、60歳払込1000万円で、10年間年間120万円を受けとるものです。
子どもの誕生のため保険の見直しで保険の窓口に通っています。
そこでインフレリスクに備えられ、死亡保証もあって資産を増やせるユニットリンクを薦められています。しかし、ユニットリンクは死亡保証の手数料が高過ぎで資産を増やすには不利なようですし、あまり評判がよくないので不安です。
日本生命の解約で23万円損をしますが、この年金は確かにインフレリスクを考えると不安で解約しようと思っています。
ソニー生命の変額個人年金保険が気になっていますが、こちらと掛け捨ての死亡保険の組み合わせはどうでしょうか?
私の希望は、老後の資金は増やしたい(月の掛け金を20000円程度にして1000万円以上は欲しい。今は日本生命で26000円払っていますが今後苦しいです)、子どもが独立するまでは死亡保証が欲しいです。
ただ、海外の保険は不安がありますし、投資の知識もない状態です。子育てで投資の知識をつける余裕もありません。
よろしくお願い致します。
2.既契約と目的
①日本生命 個人年金保険
目的:貯蓄(年金)
即見直し決定! 日本生命の個人年金保険「みらいのカタチ年金保険」
3.アドバイス
保険の窓口の対応について。
インフレリスクに備えられ、死亡保証もあって資産を増やせるユニットリンクを薦められています。
おそらくユニットリンクで運用先を株式にすることで、インフレリスクに対応できるという事でしょう。ただ物価が変わると為替レートも変動します。特に日本の食料自給率を考えると、インフレによる為替レートの影響も大きいです。なので通貨分散という視点で、円資産以外の資産を用意することも大事です。円以外の資産を持つのであれば、世界の基軸通貨であり、流通量も圧倒的に多い米ドル(USD)資産を持ちましょう。
日本円しか持っていないって、ホント!?
相談者へのアドバイス
ユニットリンクは死亡保証の手数料が高過ぎで資産を増やすには不利なようですし、あまり評判がよくないので不安です。
これについてはユニットリンクについて書いたブログを読んで頂ければ分かると思います。
アクサ生命「ユニットリンク」入っちゃダメ!その理由は?
日本生命の個人年金に入って8年目です。内容は、60歳払込1000万円で、10年間年間120万円を受けとるものです。日本生命の解約で23万円損をしますが、この年金は確かにインフレリスクを考えると不安で解約しようと思っています。
8年前なので現在の利率よりはいいですね。今契約すると、30年積み立て10年にわたり年金受け取りをして、返戻率105%くらいです。
そしてインフレには対応できないので、見直しをした方が良いです。
即見直し決定! 日本生命の個人年金保険「みらいのカタチ年金保険」
ソニー生命の変額個人年金保険が気になっていますが、こちらと掛け捨ての死亡保険の組み合わせはどうでしょうか?
良いと思います。貯蓄と保障を分ける事もできますし、ユニットリンクを選択するよりは、死亡保障コストの少ない「変額個人年金保険」と死亡保障として「収入保障保険」を選択する方が後々の管理や見直しもしやすいです。
変額保険(ユニットリンク、バリアブルライフなど)に入るなら、ソニー生命の「変額個人年金保険」にしましょう!
私の希望は、老後の資金は増やしたい(月の掛け金を20000円程度にして1000万円以上は欲しい。今は日本生命で26000円払っていますが今後苦しいです)、子どもが独立するまでは死亡保証が欲しいです。
それなら死亡保障に関しては「収入保障保険」で備える。
貯蓄については「変額個人年金保険」よりもコストの安い「海外積立年金(変額プラン)」ですね。
また将来受け取れる金額が確定した運用が良い場合は「海外積立年金(元本確保型プラン)」です。
リターンの期待値としては変額プランの方が高いですが、元本確保型プランでも月々20,000円を30年くらい積み立てれば1,000万円以上になります。
ただ、海外の保険は不安がありますし、投資の知識もない状態です。子育てで投資の知識をつける余裕もありません。
感情や思い込みで物事を判断するのはよくありません。具体的にどのような点が不安なのかをご質問頂けたら回答致します。そのために私たちアドバイザーの存在意義があるので、お気軽にご相談ください。
4.まとめ
貯蓄目的なら「ユニットリンク」よりも死亡保障コストの安い「変額個人年金保険」の方がよいと思います。
ただ海外積立年金の方が、よりコストも安いので貯蓄効率は良くなります。運用先や商品性の違いがありますが、契約者にとっては有利な点の方が多いです。両方を比較されてから判断をしてみてください。
また今回の相談者の方は、ブログをしっかり読んで頂いている方だと思います。貯蓄と保障を分けた方が良い点やコストの事も理解されています。
ただ「海外保険については不安があり、投資知識もないから」と迷われています。あともう一歩進んで知識をつけて頂きたいと思います。
ちなみに国内の保険商品、投資信託、預貯金など、これら全て金融商品なので「投資」と言えます。
では国内の「保険商品」や「預貯金」の仕組み、知識を身につけたうえで契約しましたか?
おそらく違うでしょう。
「皆んなが契約しているから」「大手だから」「担当者がいるから」「銀行だから」とイメージや先入観で契約していると思います。
これは契約者が悪いわけではありません。
セールスをする側が売りたいためのセールストークをしていたり、日本が金融知識の勉強をさせてないから判断できないのです。
なので信頼できる金融のアドバイザーを見つける為の1つの手段として、お気軽にお問い合わせください。
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