オリックス生命「終身保険RISE（ライズ）」解説。円建て商品では国内トップクラス！

こんにちは、K2 Assurance 保険アドバイザーの松本です。

今回は、オリックス生命の低解約返戻金型終身保険「終身保険RISE（ライズ）」について解説します。

１．終身保険とは？

3つの基本型の中では一番安心感があり、人気の保険です。

終身保険の活用法については下記のブログを参考にしてください。

終身保険の活用法

２．低解約返戻金型とは？

低解約返戻金型終身保険は、保険料払込期間の解約返戻金の額を通常の終身保険の70％しかありませんが、その代わりに保険料を割安にした保険です。保険料払込が終了すると、それ以降の解約返戻金は通常の終身保険と同じ数字に戻ります。

つまり「保険料払込期間中は解約返戻金が低い」という契約者にとってのデメリットを条件に、「保険料を割安にする」というメリットを与えているのです。

よって「払込終了後の解約返戻金は通常の終身保険と同じ」ですが、「合計保険料が安いので解約返戻率は高くなる」という事です。

詳しくは下記のブログも参考にしてください。

低解約返戻金型終身保険とは？

３．商品概要と活用例

商品概要

契約年齢：15歳～75歳　※

保険金額：200万円～5,000万円

保障期間：終身

払込期間：終身払、10年～20年払済、50歳～80歳払済　※

払込頻度：月払、半年払、年払

払込方法：口座振替、クレジットカード

※契約年齢と払込期間について

活用例

４．比較

先程の活用例について海外保険と比較してみましょう。

①教育資金の準備

契約者：30歳　男性
払込期間：15年
払込頻度：月払

毎月約２万円の積立。

＜終身保険RISE＞

保険料：21,575円
合計保険料：3,883,500円
15年後の解約返戻金：3,951,600円
返戻率：101.7%

たった1.7%しか増えないのに、途中解約したら大きく元本割れです。途中解約リスクの方が大きすぎますね。

＜海外積立年金(元本確保型プラン)＞

積立額：USD200（約20,000円）
合計積立額：USD36,000（約360万円）
15年後の満期金：USD50,400（約504万円）
返戻率：140.0%

返戻率の違いが大きいので、どっちを選べばいいかは一目瞭然ですよね。また最低保証が140%なので、運用先のリターンが大きければその増えた分も受け取れます。

②老後資金の準備

契約者：30歳　男性
払込期間：60歳
払込頻度：年払

60歳で解約返戻金2,000万円を目標。

＜終身保険RISE＞

死亡保障額：2,400万円
保険料：611,640円
合計保険料：18,349,200円
60歳時の解約返戻金：20,648,880円
返戻率：112.5%

今の低金利時代のなか、円建ての終身保険でこの返戻率は凄いと思います。ただこれくらいの返戻率では少しのインフレで吹き飛んじゃいますね。。。

＜インデックス型海外終身保険＞

死亡保障額：USD240,000（約2,400万円）
保険料：USD2,090（約21万円）
合計保険料：USD62,700（約627万円）
60歳時の解約返戻金：USD210,321（約2,103万円）
返戻率：335.4%

同じ死亡保障額で60歳時点の解約返戻金も同じですが、保険料は約1/3です。国内の保険がいかに高いか分かりますね。逆にオリックスと同じ保険料を海外終身保険で積み立てると、解約返戻金も3倍の6,000万円ほどになります。

③葬儀費用や相続対策

契約者：60歳　男性
払込期間：終身払い
払込頻度：年払

目的は相続対策。

＜終身保険RISE＞

死亡保障額：5,000万円
保険料：1,932,000円
90歳時の合計保険料：57,960,000円
合計保険料が死亡保険金を上回る年齢：86歳

つまり86歳までに死亡しなければ、死亡保障額よりも多く保険料を払っていくだけなので、意味ないですね。

＜インデックス型海外終身保険＞

死亡保障額：USD500,000（約5,000万円）
保険料：USD21,335（約213万円）
90歳時の合計保険料：USD640,050（約6,401万円）
90歳時の死亡保障額：USD2,471,404（約2億4,714万円）

こちらのプランの場合は、15年目から死亡保障額もドンドン増えていくので、90歳時点の死亡保障額は払込金額の約4倍もあります。また契約直後から死亡保障額がドンドン増えていくプランもあるので、目的に応じて相続対策への備えができます。

５．まとめ

オリックス生命の「終身保険RISE（ライズ）」について解説しました。

国内の円建て保険商品の中ではトップクラスですが、「円建て」商品は金利が低すぎるので、その中で比較をしても仕方ありません。終身保険を契約するなら少なくとも「米国ドル建て」の商品にしましょう。

次に「米国ドル建て」の商品なら国内だけではなく、海外とも比較をしましょう。

教育資金の準備なら、海外積立年金(元本確保型プラン)。
相続対策や長期の資産形成なら、インデックス型海外終身保険。

同じ死亡保障額なのに保険料は1/3なら家計の負担も大きく減らせますね。

特にコロナの影響で収入に大きく影響が出ている人もいるので、この機会に生命保険の見直しを考えてみてはいかがでしょうか？